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2014年6月9日月曜日

G1レビュー安田記念

●GⅠレビュー 安田記念●


<レース後の各馬のコメント>

1着:ジャスタウェイ
走りにくいよ。ほんと。最後のほうちょっと焦ったけどね。でもやっぱり勝てるって、自力の差だよね。最初から勝てると思ったもん。どろんこだったけど、俺は格が違うからね。世界一だし。

2着:グランプリボス
勝ったと思った。ちょっと最後疲れがでてしまったね。タフなレースだったからそこの差がでた。悔しいけど、これで負けたらしょうがない。相手が悪かったと思うしかないよ。

3着:ショウナンマイティ
あまり馬場を気にしてもしょうがないからね。内をうまく回ってこれたけど、ちょっと届かないよね。自分としてはいい走りはした。

4着:ダノンシャーク
馬券内に入りたかったけど、またショウナンマイティに差されたなぁ。進歩がないというか、相手が強くなったというか。マイルG1そろそろ取らせてくれよ。

5着:ワールドエース
自分としては完璧な走りをした。馬場のせいにしたくはないけど、良馬場だったら、もっと上の着順にいけた。天気に負けた。


本紙ウマオ評

連日に及ぶ降雨により、不良馬場での開催となった安田記念だが、勝ち馬はジャスタウェイと実力通りの結果となったと言える。重適性があると思われたカレンブラックヒルやホエールキャプチャは、案外だったが、それも含めて実力だと感じる。2着のグランプリボスは、これまで不良馬場で走った経験がなく、未知数であった。しかし父サクラバクシンオーということで、評価が低かった。父が苦手でも息子なら違うということを証明して見せた彼は、実力は相当なものだと思われる。いつ走るか読みにくいが、未知であるならば、押さえておく必要があった。3着ショウナンマイティも不良で切れ味がそがれると思ったが、うまく競馬をしていた。勝ったジャスタウェイが強いのは言うまでもないが、上位に入線した馬はすべて、G1実績のある馬たちだけだった。特に安田記念での実績があった馬が上位に入っていたことは注目だ。今年の高松宮記念でも言えたことだが、不良馬場になると、G1馬や、G1実績のある馬が上位にくるということを覚えておかないといけない。馬場関係なく、根性や自力があれば上位に入る、そういう馬の負けん気や勝負根性などがないとG1で結果は出せないのだろう。