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2014年4月21日月曜日

G1レビュー皐月賞

●皐月賞●


<レース後の各馬のコメント>

1着:イスラボニータ
 いい位置が取れたし、馬場もよかったね。普通に走れば勝てると思ってたし、塞がれないように外めを回ったのもよかった。ハープスターを倒さないと気が収まらないから、ダービーにぜひ出てきてもらって、再戦したいね。

2着:トゥザワールド
 まだまだ力が足りない。並ぶまではよかったが、そこからもうワンパンチ足りなかった。勝てると思ったけど、ダービーまでにはもう少し力をつけておきたい。

3着:ウインフルブルーム
中距離路線の馬たちに善戦できてうれしいよ。逃げ粘ることができたのはよかったけど、中山の馬場が少し早かった気がする。何だろうね。

4着:ワンアンドオンリー
内をつこうと思ったけど、人間に外に向かっていくよう促されたので全速力で外を回った。あと一歩だったけど、力は示すことはできたかな。次が楽しみだね。

5着:ステファノス
15番人気の割には頑張ったほうでしょ?すごいでしょ?ハハハ!


本紙ウマオ評

1番人気のトゥザワールドがスタートで他の馬と接触したため、終始折り合いを欠いてしまったが、2着まで持ってきたのは力がある証拠だろう。勝ち馬のイスラボニータは、高速馬場の東京コースで力を見せてきたように、中山とはいえ、タイムの出る馬場ではスピードが他馬とは違うのが明らかだった。逃げたウインフルブルームが1000m通過1分フラットのよどみのない流れを作り、あれだけ粘れたのは、彼の力もあるだろうが、時計の出やすい馬場が味方したとも思える。4着のワンアンドオンリーは、差し馬として最大限の力を見せてくれた。ダービーでは要注意だろう。5着ステファノスは展開でたまたま掲示板まで載ったというより、高速馬場に対応し、瞬発力がうまくはまった形だろう。アジアエクスプレスやキングズオブザサンといった、持久力やパワータイプの馬は、トライアル時や昨年冬の中山の馬場と勝手が違うため、いい結果は得られなかった。