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2014年5月19日月曜日

G1レビュー ヴィクトリアマイル

●ヴィクトリアマイル●


<レース後の各馬のコメント>

1着:ヴィルシーナ
これに勝てたら繁殖上がれると思って死ぬ気で走ったわ。競りかけてきたときは、絶対に負けるもんかって思った。でもちょっとこれでまた使い続けられたら困るから早く嫁に行きたいな。

2着:メイショウマンボ
レース後にマンボ踊れると思ったら甘かった。力の差というか、ちょっとマンボを昨日踊りすぎて疲れたからそれが原因で伸びなかったのかも。でももう少し距離が長かったら勝てたかも。かもかも言っても始まらないから次は頑張って勝ってマンボ踊るわ。

3着:ストレイトガール
ペースが遅いから速く前に行きたかった。進路塞がれたし、ムカついた。正直勝てると思ったのに。

4着:ホエールキャプチャ
私のメンコを外しかけの顔見た?勝てなかったけど楽しかった。

5着:キャトルフィーユ
善戦ウーマンだから何とか最低でも掲示板って思ってたから、とりあえず良かったけど、でもあとちょっとでG1取れたと思うと,ちょっと悔しいわね。


本紙ウマオ評

ゲートの出遅れが懸念された1番人気スマートレイアーは順調に出たが、それよりも出だしが良かったのが勝ったヴィルシーナ。大方の予想ではクロフネサプライズが逃げると思われたが、頭を上げてまでハナを譲ってしまっていた。若干スローな流れで、うまくヴィルシーナが逃げていた。直線ではクロフネサプライズが捕らえにかかり、ケイアイエレガントが前に出るかと思われたが、前を捕まえにいった馬たちは脚が無くなってしまった。必死に逃げるヴィルシーナに最後迫る馬は、ホエールキャプチャ、ストレイトガール、メイショウマンボといった中段〜前めに控えていた馬たちだった。先週のNHKマイルと同様、先頭の馬を捕まえようとした馬が失速し、経済コースで最後のゴール目がけて走った馬が結果2〜3着という結果になった。外差しのきかない馬場であったため、後方に控えた差し・追い込み馬は全く見せ場が無かった。粘りきったヴィルシーナの能力が高いのは確かだが、東京1600コースで難しいと言われる逃げの戦法が、2週連続G1で決まった背景にあるのは、実力以外の部分、つまり高速馬場の恩恵だと言われても仕方が無い。だが、掲示板に載った馬のうち、GⅠ馬が3頭入ったのだから、高速馬場でも実力通りなのだろう。牝馬は格より調子だと言われているが、今回のレースはG1馬の格がモノを言った。